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大学院 (医学工学総合研究部)

  1. 機能形態学:機能形態は不可分の関係にあり、近年の要素還元主義的手法の行き詰まりと共にその重要性が増している。一方で、対象を形態に限定することは単なる博物学的な愉しみに留まってしまい、生命現象の動作原理を明らかにすることは出来ない。機能形態学は対象を認識する際に形態学的眼差しと機能学的眼差しを巧みに使い分ける事で、複雑な生命現象の解明に迫る能力を養う事を目標とする。具体的な研究対象に基づいて、どの様にして機能形態学的視点が役立つかを紹介する。
  2. 細胞生物学:生命科学研究のどの分野でも欠かす事の出来ない手法として標的遺伝子組み換え法(Gene targeting)を用いたマウスモデルの解析(Reverse genetics)が挙げられる。この方法論は、分子の機能を知るという基礎科学的な貢献のみならず、ヒトの疾患の分子機構の解明にも大きく貢献している。本講では古典的遺伝学(forward genetics)と Reverse genetics の比較をしながら、これらの手法と遺伝学的概念の関係を説明し、Gene targeting 法の具体的な応用例を紹介する。この講義によって、マウスジェニェティックス理解の基盤が形成されるのと同時にその細胞生物学的応用を学ぶことが出来る。